本文へスキップ
Fabulada

おやすみ前に読む、きもちのお話

お話4件

できたてのお話· 日本語

きもちJA

ぜんまいがえる

ハルがおもちゃ屋で見つけたのは、背中にぜんまいのついた、みどりのかえるだった。 いちばん下の棚に、ひとつだけ残っていた。 「これがいい!」 ハルは両手でかえるをつかんだ。そのとき、もうひとつ小さな手が、かえるの足をつかんだ。ユイだった。 「わたしが先に見つけたの。いもうとのたんじょうびなの!」 「ぼくの!」…

きもちJA

ミナとあわのふんすい

ミナは、たまごを両手でそうっとかかえて歩いていた。お店に残っていた、最後のひとつだ。今夜は、おそいばんごはん。パパの大すきなふわふわのたまごやきを、ミナがつくってあげるのだ。 近道の広場に、ふんすいがあった。うたをうたうと、水のかわりにあわがぷくぷく出てくるふんすいだ。 「ふんふん、ふーん」…

きもちJA

ゆきだるまの にんじん

ミオは、おとなりの男の子に「いっしょにあそぼう」と言いたかった。 男の子の名前はレン。きのう引っこしてきたばかりだ。いま、庭で雪だるまを作っている。ミオはポケットに小さなにんじんを入れて、門のうしろに立った。 「いっしょに……」…

きもちJA

あわあわの ふんすい

「おばあちゃん、どこ?」と、ミオは言いました。 ミオは五さいです。今日は、おばあちゃんに会いに、生け垣の迷路まで来ました。おばあちゃんは、迷路のまんなかのベンチで待っています。会いたくて、会いたくて、ミオは走りました。…